■ 記者会見のコメント全文
リアルジャパンプロレス記者会見
【2008年8月20日(水)於・興義館】
■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『マーベラス』
■日 時:9/18(木)19時00分試合
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会 場:後楽園ホール
■記者会見
渡部館長 北京オリンピックも終盤を迎えて、合間合間に時間を見つけて日本人選手を応援してるようにしてるんですけど、その中で水泳の北島康介選手、すごいですね。2種目を連覇ということで、海外のメディアにも「史上最も偉大な選手」と評価されて、本場である海外の選手にも「アイツには勝てない」と言わしめて、まさに世界を震撼させた日本人。テレビを見て非常に爽快な思いがしたんですけど、同じくスポーツではイチロー選手なんかもそう。野球の本場アメリカを納得させた日本人選手。もう何が言いたいかわかるとは思うんですが、そんな選手がプロレス界にもおりまして、それが初代タイガーマスク。聞くところによると、メキシコのサトル・サヤマとイギリスのサミー・リーは、日本におけるタイガーマスク以上に伝説となっているらしいです。ルチャやキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの中でも伝説という、まさにプロレス界における世界を震撼させた日本人。これが今大会のテーマで、大会名も『マーベラス』。最高なるもの、という意味がありますが、それでは、タイガーマスクの対戦相手は誰になるのか。日本を震撼させた北島、イチロー、タイガーマスク……それに近い男がいます。それが、“世界の究極龍”ウルティモ・ドラゴン。彼もメキシコでは言わずと知れた選手で、日本でも非常に有名であり、世界中で、偉大なレスラーとされている選手であります。そんな2人が、来たる2008年9月18日(木)後楽園ホールで、初の激突を果たすことになりました。その対戦を本日発表するために、みなさまにご参集いただいた次第です。4年に1度のオリンピックの年に、まさしく究極の対決を実現させたリアルジャパンのスタッフの労を労っていただいたいと思います。あ、僕じゃないですよ。スタッフを讃えてあげてください(笑)。まさしく、アルティメット・タイガーマスクとアルティメット・ドラゴン。マーベラスという大会名のもと、究極の対決が見られるんじゃないかと思います。
それから本日発表する試合は、メインともうひとつ、第一試合の間下隼人vs斎藤彰文。ちょっとここで、これからのリアルジャパンの未来を背負って立つ希望の2人ですから、まだ「聞いても記事にならない」と思わずにですね、コメントを発表させていただきたいなと。少しでも載せていただいたらありがたいんですけども…。5年10年経ってどういう存在になってるかわかりませんし、その時になって間下と斎藤に「あの時に載せてくれなかったから喋りませんよ」なんてことのないように(笑)。冗談ですが、それではまず、斎藤選手から一言。
斎藤 はい。これまで先輩と戦ってきて1度もいい試合……1度も勝ったことがありません。なので、次こそは自分の手で先輩を追い越してみせたいと思います。よろしくお願いします。
渡部館長 次、間下選手。
間下 斎藤とはシングル6回目になると思うんですけど、そろそろ勝ちに来ると思うんで、リアルジャパンらしい戦いをお見せできたらいいなと思います。
渡部 ある意味、2人の戦い方がリアルジャパンの思想が現れてる最も大事な試合と思ってますので、ぜひ応援してあげてください。メインの話に戻りますが、この対決は紆余曲折があって実現したわけですけども、ウルティモ選手はメキシコで行われるルチャ・リブレ75周年記念大会(CMLL9・19アレナ・メヒコ)を蹴ってまで、この対戦を受諾してくれたことを一言添えておきたいと思います。なんて言うんでしょうか、自分はタイガーマスクの試合を見るたびに、師匠である武道家の佐山聡先生と別の目で見てしまい、ファンに戻ってしまうという点を反省してるんですが、タイガーマスクの試合を見ていつも思うのは、プロレスだとか格闘技だとかそういうレベルじゃない、垣根を越えちゃってるといいますか。初代タイガーvsウルティモ・ドラゴンもそうなんですが、いつも言うストロングスタイルとか、ルチャ・リブレとか、そんな垣根を飛び越しちゃった戦いだと思うんです。ホントに究極の対戦、オリンピックの年に夢の対決が実現したなと。現在考えられるカードで、これ以上のモノはないんじゃないかと、そのぐらい思ってます。この会場規模でやるのがもったいないぐらい。ぜひ究極の対戦が大成功となりますように、みなさんのお力添えをよろしくお願いいたします。それではこれから両選手に試合への意気込みを語っていただきたいと思います。
(※ウルティモ・ドラゴン、初代タイガーマスク登場)
★U・ドラゴン:僕にとって21年間のプロレス人生の、集大成。これ以上のマッチメイクはありません。
★初代タイガー:タイガーマスクとして最高の試合をする!
渡部館長 試合における抱負を一言ずつ聞かせていただきと思います。
ドラゴン 僕にとって21年間のプロレス人生の、ある意味で集大成。これ以上のマッチメイクはありません。僕が子供の頃から憧れてる人を独り占めできる。昔のタイガーマスク、そして今のタイガーマスクをリング上で引き出して、最後は勝てたら一番いいかなと思ってます。
初代タイガー 先頃、私の試合の映像が31試合以上も見つかり、DVD発売の企画でベスト10を選ぶことになったんですが、久々に自分の以前の動きをずっと見てたんですね。「これは参ったな、凄いな」「こんな試合をしてみたいな」と思っていたところ、ウルティモ・ドラゴンさんが目に浮かびました。気合い入れなきゃいけない選手が現れたなということで嬉しくなりました。ドラゴンさんが「昔のタイガーマスク、そして今のタイガーマスク」とおっしゃいましたけども、できるだけ前のタイガーマスクに近づけて、ビデオを見てからというもの、相当な勢いで練習してます。「過酷で身体が動いていた時代の、この試合ができないかな」と、身体にムチ打ち、「タイガーマスク、光ってやろう」と思いまして、それに一番最適な相手はウルティモ・ドラゴンさんではなかろうかと。みなさん、どうお考えでしょうか。とにかく、あの時代の試合を思い切りやっていきたい。それに併せてかなりのトレーニングを積んでいて絶好調に仕上がってます。“初代”タイガーマスクじゃなくて、“タイガーマスク”で光ってみようという意気込みで、相当な気合いが入ってます。タイガーマスクの真髄というか、あの時代の自分がライバルになるわけですけども、それに近づけるかは、これからの練習次第だと思います。勝ち負けなんてどうでもいいと思ってますし、とにかくタイガーマスクとして最高の試合をすると、ここに誓いながら練習してるというところです。
ドラゴン 今、僕の隣に座って話してるタイガーマスクは、ファンの時から一緒です。やっぱり夢みたいですね。佐山さんの口から「昔の試合」とありました。それに関して、佐山さんはちょっと嫌かもしれませんが、僕の頭の中にはほとんどの試合がインプットされてますんで。ここでどう動いたか、どういう試合だったか、全部。それは僕にしかできないかなとは思います。僕自身も見たいし、リング上で直接試合ができるというのは、おいしいかなと。一番近くで見れるわけですからね。仕事というか、もう仕事じゃないですね。趣味の世界に入ってしまってるんで、自分の力以上に頑張れるんじゃないかなと思います。幸せ者ですね。
脱線してしまうんですけど、先日、中学生時代の同窓会がありまして、27年ぶりに集まったんですけど、「今度タイガーマスクと試合するんだよ」って教えたら、みんなビックリしてましたね。「ホントにやるの!?」「タイガーマスクって佐山聡でしょ?」って。ポスターも見せましたけど、ただ僕もマスクマンですので「コレ、ホントにお前なの?」なんて言われたりしましたが(笑)。そういう意味でも幸せですし、楽しみですし、ある意味で終着駅なのかなと。よくここまできたなという。ホントに感謝してます。ありがとうございました。
■質疑応答
――リアルジャパンには2代目ザ・タイガーとして登場していましたが、それとはまた違うんでしょうか?
ドラゴン そうですね。ザ・タイガーというのは、どうしてもタイガーマスクの弟分ということでしかない。ウルティモ・ドラゴンはオリジナルですから。ザ・タイガーは、あれはあれでよかったんですけど、今回はウルティモ・ドラゴンを全面に押し出していこうかなと。自分としてもウルティモ・ドラゴンの方がやりやすいですし。ただ、未だにこのカードが実現したことが信じられないです。
――アレナ・メヒコでのルチャ・リブレ75周年記念大会を断ってまでリアルジャパンに参戦するとのことでしたが。
ドラゴン ええ。大きいイベントで観光省からのプレッシャーもあり(苦笑)、20年メキシコに住んでいる僕としては、記念祭ですしやりたかったんですけどね。でも僕にとっては、コッチが75年記念だなと。常に目標にしてきたことだし、ずっとメキシコでサトル・サヤマみたいなチャンピオンになりたいなというがありましたから。こんな機会は2度とない。逃したらダメだなって。僕にとっては非常に意味のある試合です。
――「タイガーマスクとして最高の試合」とありましたが、“飛ぶ”ことが前提になると思うんですよ。その辺はいかがですか?
初代タイガー タイガーマスクが“飛ぶ”という誤解を受けてるようですが、タイガーマスクはあまり飛んでません。実際に飛び込む時は飛び込むし、飛ぶときは飛ぶ。でも、その前に色いろなことがあって、ビデオを見る限り柔らかさとスピードがあり、技術がある。その中で飛んでるという自分がいた。スピード・スタミナ・センス、そういったものが自分の今のライバル。もちろん飛ぶということも重要なポイントですし、ドラゴンさんも飛ぶことに関しては相当のことをやってくるでしょう。そういうモノを加味しながら、全てのことをやっていきたいと思ってます。
――ウルティモさんとの関わりについて、佐山さんの思い出を聞かせてください。
初代タイガー メキシコに連れてってくれたりとか、ファンだったということで小さな頃から彼のことを知ってるわけですが、今回はメキシコでの大事な試合を蹴ってまで、この試合に出てくれる。今、僕はファンに恩返してる状態ですけども、ウルティモさんにも恩返ししなければならない。それは、責任を持って動けるタイガーマスクになるということと、最高の体調で臨むこと。今でもかなりそれに近い状態ではありますけど、自分の中でも楽しみです。ウルティモ・ドラゴンの試合に賭ける気持ちを裏切らず、すばらしい試合をしようと思ってます。
――ウルティモさん、今現在、試合に望むことはなんですか?
ドラゴン 何もないです。佐山さんがおっしゃいましたけど、タイガーマスクって今のジュニアの選手に比べたら全然飛んでないんですよ。なぜなのか。それは、“試合のどこで飛ぶか”が重要だからなんですよ。今のジュニアの試合の中には、「ただ技をやってるだけなのでは?」と感じる試合があります。この前、健介オフィスで丸藤選手が私に対してコメントしてくれたのが「客が沸かない技で沸かせてる」と。それはどういうことなのかというと、技を出すタイミング。もちろん、最近のジュニアの技は進化してるし、凄いと思いますよ。行き着くとこまで行っちゃってるんじゃないかな。そういう意味でも、90年代にジュニアヘビーの頂点を極めた僕と、80年代にジュニアヘビーの頂点を極めた佐山さんで、今のジュニアの選手にお手本になるような試合がしたい。「ホントはこういうもんなんだよ」という、そういう試合がしてみたいです。今の試合は今の試合で凄いんですよ。僕にはできません。ただ、みんなケガしてるのとかを見てると、業界の先輩として、ちょっと違うんじゃないかなというのがある。「これが本当のジュニアヘビーの戦いなんだ」というのをね。そして僕自身が満足できるモノを。90年代と80年代の空中ファイターが戦ったらどうなるのか、僕自身想像できませんが、素晴らしいモノが生まれると思いますし、僕の人生の中の思い出にもなる。忘れられないモノになると思います。技とかについては、サミー・リーJr.とかいますが、あんなこと僕にはできません。ただ、技を出す技術とかなら僕も負けませんから。スペイン遠征にも行ってきて結果に満足してますし、今のジュニアとは違うモノを出していきたいですね。
――ウルティモ戦に向け、特別なトレーニングやキャンプなどは?
初代タイガー もちろん小山(栃木県小山市=初代タイガーが常時合宿を敢行する場所)にも行くでしょうし、26日の新日本での試合もありますし。体調が結構ベストで、タイガーマスク時代のトレーニングも全部できますし、実践してます。かつてないような、なんて言うのか、スピード感も体感してる。このまま合宿に行かなくてもいいのかなというものあるぐらいですが、結局は行くでしょう。去年か一昨年、肉離れを繰り返してたんですけども、もうならないために足の運動を繰り返して、今はその絶頂期にあるというか。体重を落とすためにランニングを長くやるとかは一切ない。普段通りにタイガーマスクの練習をして、ミットを蹴ってパンチ打って。今、新しい武道に取り組んでるんですけど、それにはヒジ打ちがあるんで、ヒジ打ちの練習をしたりとか。そういったようなことを繰り返して、タイガーマスクと武道を両方組み合わせて練習を行っております。僕の記憶では、タイガーマスク時代と劣ってることはやってない。例えばトランプにしても時間を計って何分で何回やるみたいなのも落ちてない。かなり足も強い状態になりましたし、スピードにも自信があります。
■個別囲み/ウルティモ・ドラゴン
――ウルティモさんの感慨深い表情が印象深かったんですが。
ドラゴン タッグでは対戦させていただいたり組ませていただいたりしましたけど、みなさんも子供の頃ウルトラマンとか仮面ライダーに憧れましたよね? そういう人と実際に戦うって想像できないじゃないですか。僕が夢を掴んで、チャンスを与えてもらったわけですけど、ちょっと感慨深いですよね。この年齢でチャンスが回ってきたのも不思議ですし。幸せ者ですよ。自分の夢とか憧れてきたことってみなさんあると思うんですが、なかなか実現する人っていない。僕は憧れていたプロレスラーにはなれましたけど、でも僕はプロレスラーになりたい以上にタイガーマスクになりたかったと思うんですよ。そういう意味でもこうやって対戦させていただける、プロレスラーとしてより人間として非常に大きなことだなって、そう思います。
――初代タイガーマスクvsウルティモ・ドラゴン決定ということに対し、メキシコでの反応はどうでしょう?
ドラゴン どうなんでしょうね。まだ発表してないでしょうし、佐山さんはレジェンドで、僕は現在進行形なんで、どこまで興味を持ってもらえるかわからないですけどね。コレに関しては僕の個人的な祭りになるかなと。これが10年前だったら考えられないですよね。佐山さんもタイガーマスクという名前を封印されてましたし、初代が復活したのはここ何年ですよね。これがスーパー・タイガーとか佐山さんの他のキャラクターだと、また違う……それはそれで大きいですけど、初代タイガーマスクで試合に臨んでいただけるということは非常に名誉なことであるなと。
――試合までは1ヶ月ありますが、メキシコには帰られるんですか?
ドラゴン 来週に帰ります。で、9月の6日か7日に帰国して、ドラディションさんのシリーズに参加して。この間も健介さんのとこで試合させていただきたんですけども、やっぱり日本のリングって違うんですよ、メキシコと。メキシコに帰ったら2〜3試合ほど消化してきますけども、ドラディションさんのシリーズも含めて自分を試していこうかなと。僕の場合は練習してコンディションを整えるんじゃなく、試合でコンディションを整えるやり方なんで。その中で今の自分ができることをね。先程も言いましたが佐山さんの試合は頭にインプットされてますんで、自分のできることをリング上でぶつけて、佐山さんのいい部分を引き出して。タイガーマスクを見てたみなさんが「あ、昔のタイガーマスクだな」っていう、そういう試合をしたいですよね。
――改めて初代タイガーマスクの印象をお聞かせ下さい。
ドラゴン 対戦したときのですか。初めて戦ったのが6人タッグだと思うんですけど、佐山さんが3代目か4代目と組んでたのかな。印象というか、もう、リングに上がると正直言ってビビりますよね。それは仕方ないです。どうしようもない。さっきは「勝ちたい」なんて言いましたけど、人間って超えられない壁があった方がいいと思うんですよ。超えられるとも思ってないですし、絶対的な存在ですし。さっき嬉しかったのは、佐山さんが「勝ち負けにはこだわらない」という風におっしゃってましたけど、それも僕の正直な気持ちです。
――佐山さんが活躍してた昭和57〜58年、その時っておいくつだったんですか?
ドラゴン 中学生ですね。月曜に学校に行くと、プロレスの話ばっかり。猪木さんか藤波さんかタイガーマスクかドリフの話しかしてない。27年ぶりに会って、僕がプロレスラーになったことを知ってるヤツも何人かいましたが、タイガーマスクと戦うことにみんなビックリしてたし、みんなファンでしたよ。僕の周りにいた男の子はみんなそう。っていうか、みんなそうですよね。それ見て育ってると思うんですよ。『金八先生』や『太陽にほえろ』を見てない人は、みんなタイガーマスクのファンだったと思いますよ。たまにダイナマイト・キッドや小林邦昭のファンもいましたけど、僕はどちらかというと正統派寄りだったんで。なんて言うか、その時の少年が今の時代にタイムスリップして対戦していただけるというか(笑)。僕の頭の中で、ファンという意識がそのまま止まってる。だから凄く新鮮な気持ちでやれるんじゃないかと思います。
――ウルティモさんの頭の中でタイガーマスクを超えた時期ってあります?
ドラゴン ないです。超えられないモノはあった方がいい。だって、超えられないですよね、普通に考えて。色んな選手が出てきましたけど、あれ以上の選手は出てこない。だから、未だに伝説になってる。僕らの世代も全盛期は築きましたよね。ジュニア八冠もあったし、サスケ、ライガーさん、僕もそうだし。でもね、ライバルたちには失礼かもしれないけど、伝説になった人は誰もいない。出てきただけで「オッ!」ってなる選手っていませんよね。それが現実なんですよ、僕らの。タイガーマスクとは違いますよ。僕らの努力不足なのかもしれないですけど、タイガーマスクの限られた時間…2年6ヶ月でしたっけ。そういう風にシチュエーションも違いますけど、でもやっぱり僕らとは違いますよね。一概に比べるのもおかしいかもしれないですけど、存在が違う。サスケもライガーさんも、初代タイガーマスクが好きで、目標にしてきたんで。亡くなりましたけど橋本さんも初代タイガーマスクが好きでしたから。あの時代のプロレスラーはみんなそうだったんですよ。
■個別囲み/初代タイガーマスク
――練習は道場でですか?
初代タイガー ええ、ずっとやってます。
――猛暑が続いてますが。
初代タイガー 暑いのが逆にいいみたい。でもクーラー効かせちゃいますからね。選手が練習するから。そのコーチが終わって、そこでクーラーを切って自分の練習が始まるみたいな感じです。
――軽いサウナ状態ですね。
初代タイガー そうですね。夜もやってますから。今回は体重を全然意識してないので、ベストで動けることだけを心掛けて。
――サウナ状態というと昔の新日本道場を再現されてるのでは。
初代タイガー そうですね。体重を意識してないとは言え、体重は落とした方がいいですから、サウナスーツを着たてミット打ち10ラウンドやったりとかしてます。
――タッグマッチでの対戦はあるということですが、ウルティモさんの印象をお聞かせ下さい。
初代タイガー 巧い選手ですね。マーベラスという感じ。試合の流れとか、技のタイミングだとか、そういうのはやっぱり凄いプロレスラー。ナチュラルですね。メキシコでも非常に評価の高い、しかもアカデミックに評価を受けてる。あとNHKにも出たりして、広く認知されてて、かつ素晴らしい活動をしてると思います。
――ウルティモさんが「飛んでるだけのプロレスに一石を投じる」といったような発言がありましたが、タイガーさんのご意見は?
初代タイガー それは同感ですよ。緊張感があるのがプロレスだと思うんで。緊張感がある中で飛ぶという感じですね。
――ウルティモさんは昔からファンだったということですが。
初代タイガー 彼が昔からタイガーマスクのファンで、そういうことに関してはありがたいと思ってますけど、対戦相手ですからね。そういうことに自惚れるのではなくて、恩返しする意味でも自分の体重をベストに持っていきたいですね。
初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
第14弾興行『マーベラス』
9月18日(木)東京・後楽園ホール開場17:30開始18:30
■対戦カード::
▼メインイベント
初代タイガーマスク(RJPW) vs ウルティモ・ドラゴン(闘龍門)
▼第1試合
間下隼人(RJPW) vs 斎藤彰文(RJPW)
※他対戦カードは後日発表
■参戦予定選手:石川雄規(バトラーツ)、アレクサンダー大塚(AO/DC)、“仮面シューター”スーパー・ライダー(RJPW)、折原昌夫(メビウス/第2代レジェンドチャンピオン)、2代目スーパー・タイガー(RJPW)、タイガー・シャーク(RJPW)、サミー・リーJr.(国籍不明)他
■チケット:e+ イープラス http://eplus.jp/tiger/(パソコン&携帯)他、各プレイガイド他で販売中。
RS席8000円、A席6000円、B席5000円
■お問合せ: KIAI
PROJECT
03−3833−3662
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