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 ■ プレスリリース
 ■ 【8.26 リアルジャパンプロレス記者会見情報】
【リアルジャパンプロレス 8/26(火)記者会見 コメント全文】

初代タイガーマスク「リアルジャパン3周年越えまして、リアルらしい試合をするということで、
マッチメイクが非常に大変です。しかしですね、いろいろな方々のご尽力によりまして、この時代にも
いい選手はいっぱいいるんだということを見ていただくために、厳正に選んでマッチメイクをさせて
もらっています。これからの期待の選手もいますし、これからストロングスタイル、リアルジャパンが目指す
方向に沿うような、お互いに今のプロレスを盛り上げていってくれるような選手たちと混合させて、
そして素晴らしい試合ができるようにと選んでいるマッチメイクです。これを皆様に胸を張ってご提供させていただきたいと思いますので、本日はよろしくお願いします」


<タッグマッチ>

サミー・リー Jr. (国籍不明)&KUDO(DDT)
VS 
グラン浜田(フリー)&ケンドー・ナカザキ(国籍不明)


KUDO「今回サミー・リーJr.選手と組んで、グラン浜田選手&ケンドー・ナカザキ選手と対戦させていただきます。グラン浜田選手に関しましては、自分が子供の頃から憧れていた選手なので、対戦できることを非常に楽しみにしております。また、サミー・リーJr.選手、彼の試合ももちろん見たことがあるんですけど、自分と組んでも、戦っても、凄いやり甲斐があるんじゃないかと、楽しい試合ができるんじゃないかという印象を持ってます。対戦相手のケンドー・ナカザキ選手なんですけど、彼は非常にタフだなという印象があります。自分も、サミー・リーJr.選手も打撃を中心とした試合をしますし、ケンドー・ナカザキ選手も遠慮無く蹴れる相手なんじゃないかなと思っていますので、バチバチした熱い試合をしたいと思います」

初代タイガー「KUDO選手とサミー・リー選手は非常に合うような感じがします。そして、2人ともこれからのプロレス界を背負って立てるような素晴らしい選手です。この試合はですね、そのフレッシュさが…フレッシュさは通り越えてますけど、いわゆる動きという点で、ストロングスタイルであるということは、ガチガチと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、リアルジャパンのストロングスタイルというのは、しっかり動けて、飛ぶこともあるだろうし、蹴ることもあるかもしれない。そして、動きがあるということですね。それにはピッタリの2人がタッグを組むと。なおかつ、浜田さんは結構歳が行ってるのに、あんなに動くとは思いませんでした。リアルジャパンに関して凄くやる気があって、参戦してくれますので、今度こそはという気持ちもあるでしょう。ケンドー・ナカザキ選手は皆さんご存じの通り正体不明ですけど、しっかりと噛み合うというようなことを期待しています。そして、いい試合になるのは手に取るように分かる感じがします。相当期待されていい試合ではないかなと思います」

――さきほどグラン浜田選手に憧れていたと言っていましたが、小さい頃になりますよね。  
KUDO「自分がプロレスを見始めた頃なんで、中学生とかそのぐらいで」

――それは初代タイガーとの試合を見て?
KUDO「もう少し後になるかもしれないです」

――そうなると、浜田選手がどんな戦い方をするかというのもわかると。
KUDO「それはリングに上がってみないと分からないと思いますけども、グラン浜田選手の動きというのは僕の頭の中に入っているので。たぶん僕のイメージ通りにグラン浜田さんが動けるのであれば、相当噛み合った試合になるのかなと」

<タッグマッチ>

“仮面シューター”スーパー・ライダー(RJPW)&澤宗紀(バトラーツ)
VS
折原昌夫(メビウス)&タイガーシャーク(RJPW)


スーパー・ライダー「いつも応援ありがとうございます。試合はどうあれ、どんなペースの試合であれ、これは毎回気持ちはまったく同じなんですけども、師匠に与えられた自分なりの任務と信念を全うするだけだと。それは毎回同じ気持ちなので、今回もその気持ちで戦います。応援よろしくお願いします」

タイガー・シャーク「今回、また折原教官と組むことになりましたが、過去に試合に乱入して、試合をぶち壊したり、いろいろありましたけど、前回見てもらった通り、手をまた組む…ハッキリ言って利害の一致なんですね。とりあえず今回の標的はスーパー・ライダー。これを2人で絶つ。でも、俺は人の獲物を取るつもりはないから。こっちはサポートに回るとして、澤選手を叩きのめしたい。あと1つ、しばらくこの折原教官とまた組んでいくことになると思うけど、俺は別にルードでも何でもないから。これは1つ言っておく。ただ、しばらく組んでいくことになる。以上」

折原昌夫「気持ちの上では凄く前にも増して楽しみな試合になっている、自分の中では。その1つが隣にいるタイガー・シャーク選手とのタッグを組むこと。彼においては、リアルジャパンの人間ですが、なにをどう考えているか僕も掴めないような選手。ましてや力を持っている選手なんで、僕的に言うと、早めに友達になって、2人で歩んでいきたいなと。そういう気持ちでワクワクしています。今回初めて組みますけど、リアルジャパンのリアルなファイトの中で、正直唯一ハチャメチャが見られるような試合というのは、今回この試合の組み合わせだなと思ってます。決して暴れるだけでなく、技術の上にプロレスラーの凄みを出していきたいと、そういう風に僕は思ってます。“仮面シューター”スーパー・ライダー選手にはもう一度痛みを与えて、俺たち2人の強さをファンの目の前でアピールしたいと思っています。凄く楽しみな、前にも増して楽しみな試合になっていくと思います」

初代タイガー「3試合目でこういうカードが組めるというのは非常に贅沢なことですけども、このぐらいからお客さんが入って、ノってきて、一番重要な時になるんじゃないかなと思います。ここは折ちゃんやスーパー・ライダーがプロとして観客を引き込むような、一番重要な試合。ここから(ノリが)上がっていなければ、次の試合とかいろいろあるので、ちょっと厳しいかなという非常に重要な試合だと思います。まあ、みんなならやってくれると思います」

――スーパー・ライダー選手、さきほどのコメントが6月にシングル戦やった割りに、大人しいような、自重しているようなコメントだったんですけども。

ライダー「カッコつけるつもりは何もないですけど、本当にこのプロレスというのを、武道活動の、武道修行の一環としてやっているつもりなので、武道家は口を出すわけにいきませんし、本当にリングに上がっているのも、前にも言ったと思うんですけど、この持論は変わらないというか。人間はやっぱり、自分の持っている力を一番発揮できるのは自分のためじゃなくて、使命と大義に目覚めた時だと思っていますから。ホントそういった意味で、プロレスをやっていることは、それだけのためなんですよ。だから、それ以上の言葉が出ないという。何か相手に言われれば、ああだこうだとは言うんでしょうけど、結構チャンピオンが大人しいコメントだったんで。逆に僕がどうこうよりも、なんでチャンピオンがあんな大人しいコメントを返したのか、そっちの方が不思議だと思う」

――折原さんはどうですか?
折原「僕はすでにレジェンドのチャンピオンじゃないので。この前のシングルマッチで発表は反則…折原の反則負けでタイトルが移動しないと、そうなっていたわけですよ。それって間違っている。今現在、レジェンド、白いベルトは宙に浮いているというものだと思ってます。僕はもうあのベルトは巻きません。だから、僕は今、チャンピオンじゃないわけで。あの時、反則をして負けたということでしたけども、やってしまったとか、悔しい思いはありません。後悔はありません。次の大会に向かって、彼ともう一度当たる。その楽しみとワクワク感。控えめなコメントに聞こえているというのは、そうですね、スーパー・ライダー選手の気持ちが落ち着いているということだと思います。思いっきりぶつかっていきます」

ライダー「よろしいですか。じゃあ、リップサービスじゃないですが、控えめなコメントに聞こえているのは自分が落ち着いているからだということだったんですけど、今聞いて、逆にそういう時の折原の方が怖いなと。落ち着いているというのが、今少しビビッたのかなという気持ちで。結構お互いに性格上いろいろ問題があってですね、決して仲がいいわけじゃないですから、なにをしでかすか分からない試合をやるとは思うんで」

<シングルマッチ>

2代目スーパー・タイガー(RJPW) VS高瀬大樹(チーム・ベイダー)

高瀬大樹「今回、リアルジャパンさんに出させていただくことになりました。光栄です。試合はおそらく今自分が持っている寝技の技術、グラウンドの技術を活かして、相手を翻弄できたらと思っています。試合されている偉大な先輩方に負けないように、試合を盛り上げたいと思います。よろしくお願いします」

2代目スーパータイガー「リアルジャパンの2代目スーパータイガーです。今回、高瀬選手とのシングルマッチ。高瀬選手の印象としては、格闘技の世界では本当に凄い人であることは間違いないですし、ここ数年の間に、プロレスの方にも参戦してこられて、着実に力を付けてきている選手だというのも分かってます。そういった上でも、今回高瀬選手とただの格闘技戦をやっても、僕の中では何の得る物も無いと思うんで。この高瀬選手とだったら、本物のプロフェッショナルレスリングをお客さんに提供できるんじゃないかと。その中で、個人個人の戦いとして、自分たちのスキルアップのためにも、魂と魂をぶつけ合って、よい試合をやっていこうと思います」

初代タイガー「お互いに新しい世界というか、それは簡単ではないので、デビューした選手がですね、少し経験を積んで、でも何かまだまだ足りないと。試合を積んでいきながら、そして成長していこうというフレッシュな時期というのがあります。本当に思いっきり自分のできる限りのものをぶつけていき、そして、試合の勝ち負けとかそういうのよりも、なんていうのかな、思いっきり納得できる試合ができるかどうかというチェックの時期というのがあると思うんです。それができるためにも、まだまだデビュー戦だという気持ちを忘れずに、いい試合を動きで、そして自分の特徴を活かしていければ、いい試合には必ずなっていくと思います。この2人に関しては、お客さんの目をまったく気にする必要はない。いいプロレスをやってもらいたいなと思います」

高瀬「佐山先生がおっしゃった通り、試合を、経験を積んで、プロレスでも高瀬大樹ありと言われるようになりたいという目標を持っていますので、切磋琢磨していくつもりで、2代目スーパータイガー選手といいものを出していければと思ってます」

――高瀬選手、2代目スーパータイガーの試合って見られたことは?
高瀬「VTRであります。どっちかと言いますと、自分が見た試合は総合っぽいところがあって、自分もそういうところがまだあるので、手が合うかなというかと思ったんですけど、2代目スーパータイガー選手がおっしゃったように、本当にただ格闘技戦をやってもしょうがない。プロレスのリングにそういう印象を持っているんですけど、プロレスの試合がしたいなと」

――ということは、リアルジャパン的というか、自分自身で「リアルジャパンはこういうプロレス」というものを持っているということですよね、自分の中で。
高瀬「そうですね。やはり当日出場される先輩方も本当に物凄い素敵な方たちなんで、そういう気持ちもあるんですけど、本当に自分の色を、総合で培ってきたものを出して、プラスアルファでそういった試合ができればなというのがあります」

――2代目スーパータイガー選手。高瀬選手の試合というのは結構観ていると思うんですけど、作戦というのはあまり言えないものだと思いますが、そういうのは?
タイガー「そうですね。作戦というか、最近のアメリカの試合も情報が入っているんで、最近どういうスタイルでやられているかはだいだい把握しているつもりなんで、そこを計算に入れて、自分のいいと思うものを出していければというぐらいですね」

――それは打撃になるんですか? グラウンドですか?
タイガー「そこはまだあえて言うことではないかなと思うんですけど」


<セミファイナル タッグマッチ>

石川雄規(バトラーツ)&長井満也(ドラディション)
VS
高山善廣(高山堂)&アレクサンダー大塚(AODC)


アレクサンダー大塚「石川社長とは何度も戦っているから分かるんですけども、対戦相手に長井選手がいまして、意外と対戦がそんなにないので、石川社長と組んで長井選手とまあ、自分自身も面白く戦えるんじゃないかと。そして、その中でパートナー・高山さんと初めてタッグを組むということで、面白い激しい凄い試合を見せたいと思います」

石川雄規「今回、高山選手とは初めての遭遇。組んだこともないし、当たったこともなかったんでね。年代的にはほとんど同期で、私も藤原組が入り口なんで、いわゆるU系と言われるところだったんですけど、同じですよね。10周年経って初めてなんて面白い。非常に興味深く感じます。パートナーの長井さんは、よく気心の知れたパートナーなんで、安心して自分の戦いを、高山選手に、アレクサンダー選手にぶつけたいと。ただ、味方の長井さんとアレクを間違えないようにしようと。以上です」

高山善廣「リアルジャパンからオファーが来た時に、てっきり隣に座っている虎のマスクの人間とやらせてもらえるのかと思ったら、全然…。先生の試合は決まってますからって司会のオッサンに言われて、ちょっとガッカリしたんだけど。今、石川選手が言ったように、石川選手と初めてやるからそれは楽しみかもしれないけど、リアルジャパン上がるにはやっぱこの人とやらないと意味がないでしょ。それだけですよ。まあ、もしメキシコのトカゲのオジサンとやって、さっさと終わらせてくれるならダブルヘッダーやってもいいし。俺もさっさと終わらせるし。それが怖かったら、タッグマッチでも何でもいいし。1回断っちゃうともう呼んでもらえないと思ったから、今回オファーを受けたけど、もちろん佐山聡、初代タイガーマスクと遊ぶことが目的でリアルジャパンに上がる。以上です」

初代タイガー「これはセミファイナルですが、セミにしておくにはもったいないぐらいの試合。この3選手がここに座るだけで、殺気が凄い。気の力と言うんでしょうか。ウワー、強いレスラーなんだなというような、重い重い気がここに漂うのを感じます。これこそファイターであり、これこそプロレスラーであり、この戦いが実現するということが、これはタッグマッチではありますが、いわゆるお客さんに出しても緊張を与えていくような、この殺気なんだなと。今回初参加してくれた高山選手に対しては、今の私、今のタイガーマスクがどこまで高山選手に通じるのか、ぜひ私も実現させてみたいと。そういう気持ちになるような重い重い気を、重圧を持っている選手たち。これを一般のお客さんたちにも分けてあげたいなという風に思います。今回はウルティモ・ドラゴンという、これは確かに軽快な試合にはなるかもしれませんが、重圧を起こす、そういうプロレスもあるということを実現させていきたいなと思う気になりました。以上です」

――高山選手、佐山のコメントを受けてどうですか?
高山「いや、別に」

――高山選手。今回皆さんU系ばっかりなんですよね。U系という意識はありますか?
高山「U系なんて言葉は死んだ言葉だよね。商売にならないよ、U系なんか。でしょ?」

――石川さん。今の発言を受けて…。
石川「別に僕は意識して言ったわけじゃない。記者の人が書きやすいように言ってやったから。まあ、初めて会ったけど、身体もでけえけど、口もでけえなって。俺はB系だよ」

――高山さん。石川さんに対しては印象とかあります?
高山「印象?いや別にないです。まあ、さっきも言ったけど、初めて当たるなっていう。それだけです」

――石川さんもプライドはあると思います。そういうこと言われてどうです?
石川「別にないです」

――佐山さん、先ほど高山選手の方からさっさと終わらせてダブルヘッダーということを要求されたんですけど、どういうお考えでしょうか?
佐山「うーん、そうですね、でも、僕はベストでいきたいなと思いますけどね」

――やるならばダブルヘッダーとかじゃなくて?
佐山「ベストでいきたいです」

――高山選手。佐山さんがシングルで戦うという可能性があるということを受けて、どのようなリアクションというか、気持ちを抱いたんでしょうか?
高山「だって当然でしょ。俺を呼んだんだから」

――今回の大会ではなくて、また次の大会でそういう可能性があるということなんですが、それに対しては?
高山「いや、そこまで整えてくれれば普通に。その日まで整えてくれればさ。ベストで望んでくれるんでしょ?」

――高山さん。リアルジャパンの大会とか試合は見たことは?
高山「全部はない。ただ、みのるちゃんが出ている時のビデオをダイジェストで見たけど」

――それから受ける印象とかは?リアルジャパンに対して。
高山「鈴木みのるがおちょくってて楽しそうだなしか印象にないんだよね」


■高瀬大樹選手(チーム・ベイダー) 囲み

――練習はどうされているんでしょうか?
「総合の練習がメインですね」
――今所属はチーム・ベイダー?
「はい。とりあえず今は」
――一番最近で試合をしたのは?
「ベイダー興行で、KAZMA選手と組んで、マイク・デビアス、エンジェル・ウィリアムスとタッグマッチでやりました」
――総合格闘技への参戦予定は?
「あります。総合とプロレスを今のところは平行していければ」
――最初に総合格闘技で有名になられて、なぜプロレスの方にシフトを置かれるようになったんでしょうか?
「そうですね。初戦、デビュー戦が鈴木みのるさんだったんですよ。自分の中で総合でもプロレスでも大きい存在の方で、お話をいただいて試合をして。その時、鈴木さんにドップリやればって感じでリング上で言われて、僕も鈴木さんに勝つまでやりますと言ったんで。出た時よりも、いろんな試合を見て研究して、もっとプロレスで強くなりたいという気持ちが強くなった。いろんなところにこれからも出稽古させていただく気持ちもありますし。そういった感じです」
――プロレスのデビュー戦で鈴木さんと当たったと?
「シングルで。はい」
――やっぱり鈴木さんに勝つまではという気持ちですか?
「おこがましいですけど、まあ、そうですね。本当に試合を見てても、1ミリもプロレスラーというんですか、エンターテイナーな、そういうのありますんで。まだ背中を見ている状態ですけど、いろいろ参考とかさせてもらってますね」
――リアルジャパンのリングでみのるさんとやりたいとか、そういう目標があって、今回参戦されたんでしょうか?
「鈴木さんとやりたいというよりも、プロレスのスキルを。やっぱり試合に勝る練習はないんで、試合で経験積んで。勝ち負けじゃなくて、自分のスキルを上げていきたいなという気持ちがあって。その気持ちの方が強いですね」
――この試合以外でプロレスの予定が決まっているというのは?
「来月の25日と27日、ベイダー興行に出ます。あと何試合かあるんですけど、まだちょっと本決まりではないので。お話はいただいているんですけど」
――総合の予定というのは、具体的に言える範囲で。
「おそらく10月ぐらいになると思うんですけど、アメリカで」
――それはどこの団体?
「ちょっとまだ微妙な感じなんで。もしかするとアメリカじゃない可能性もあるので。2つちょっと。どっちにしても海外です」
――総合の練習で、パートナーとかトレーナーで有名な方がいれば。
「そうですね、高阪剛さんとか、あとは打撃系だと小比類巻選手とかとやってますね。2代目スーパータイガー選手の打撃対策というか、それも兼ねて、ボクシングのWBCのランカーとかとも練習してます」

 
 ■ 【8.20 リアルジャパンプロレス記者会見情報】
■ 記者会見のコメント全文

リアルジャパンプロレス記者会見  2008年8月20日(水)於・興義館】

■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『マーベラス』

■日 時:9/18()1900分試合

  会 場:後楽園ホール

  ■記者会見

渡部館長 北京オリンピックも終盤を迎えて、合間合間に時間を見つけて日本人選手を応援してるようにしてるんですけど、その中で水泳の北島康介選手、すごいですね。2種目を連覇ということで、海外のメディアにも「史上最も偉大な選手」と評価されて、本場である海外の選手にも「アイツには勝てない」と言わしめて、まさに世界を震撼させた日本人。テレビを見て非常に爽快な思いがしたんですけど、同じくスポーツではイチロー選手なんかもそう。野球の本場アメリカを納得させた日本人選手。もう何が言いたいかわかるとは思うんですが、そんな選手がプロレス界にもおりまして、それが初代タイガーマスク。聞くところによると、メキシコのサトル・サヤマとイギリスのサミー・リーは、日本におけるタイガーマスク以上に伝説となっているらしいです。ルチャやキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの中でも伝説という、まさにプロレス界における世界を震撼させた日本人。これが今大会のテーマで、大会名も『マーベラス』。最高なるもの、という意味がありますが、それでは、タイガーマスクの対戦相手は誰になるのか。日本を震撼させた北島、イチロー、タイガーマスク……それに近い男がいます。それが、“世界の究極龍”ウルティモ・ドラゴン。彼もメキシコでは言わずと知れた選手で、日本でも非常に有名であり、世界中で、偉大なレスラーとされている選手であります。そんな2人が、来たる2008年9月18日(木)後楽園ホールで、初の激突を果たすことになりました。その対戦を本日発表するために、みなさまにご参集いただいた次第です。4年に1度のオリンピックの年に、まさしく究極の対決を実現させたリアルジャパンのスタッフの労を労っていただいたいと思います。あ、僕じゃないですよ。スタッフを讃えてあげてください(笑)。まさしく、アルティメット・タイガーマスクとアルティメット・ドラゴン。マーベラスという大会名のもと、究極の対決が見られるんじゃないかと思います。

それから本日発表する試合は、メインともうひとつ、第一試合の間下隼人vs斎藤彰文。ちょっとここで、これからのリアルジャパンの未来を背負って立つ希望の2人ですから、まだ「聞いても記事にならない」と思わずにですね、コメントを発表させていただきたいなと。少しでも載せていただいたらありがたいんですけども…。5年10年経ってどういう存在になってるかわかりませんし、その時になって間下と斎藤に「あの時に載せてくれなかったから喋りませんよ」なんてことのないように(笑)。冗談ですが、それではまず、斎藤選手から一言。

斎藤 はい。これまで先輩と戦ってきて1度もいい試合……1度も勝ったことがありません。なので、次こそは自分の手で先輩を追い越してみせたいと思います。よろしくお願いします。

渡部館長 次、間下選手。

間下 斎藤とはシングル6回目になると思うんですけど、そろそろ勝ちに来ると思うんで、リアルジャパンらしい戦いをお見せできたらいいなと思います。

渡部 ある意味、2人の戦い方がリアルジャパンの思想が現れてる最も大事な試合と思ってますので、ぜひ応援してあげてください。メインの話に戻りますが、この対決は紆余曲折があって実現したわけですけども、ウルティモ選手はメキシコで行われるルチャ・リブレ75周年記念大会(CMLL9・19アレナ・メヒコ)を蹴ってまで、この対戦を受諾してくれたことを一言添えておきたいと思います。なんて言うんでしょうか、自分はタイガーマスクの試合を見るたびに、師匠である武道家の佐山聡先生と別の目で見てしまい、ファンに戻ってしまうという点を反省してるんですが、タイガーマスクの試合を見ていつも思うのは、プロレスだとか格闘技だとかそういうレベルじゃない、垣根を越えちゃってるといいますか。初代タイガーvsウルティモ・ドラゴンもそうなんですが、いつも言うストロングスタイルとか、ルチャ・リブレとか、そんな垣根を飛び越しちゃった戦いだと思うんです。ホントに究極の対戦、オリンピックの年に夢の対決が実現したなと。現在考えられるカードで、これ以上のモノはないんじゃないかと、そのぐらい思ってます。この会場規模でやるのがもったいないぐらい。ぜひ究極の対戦が大成功となりますように、みなさんのお力添えをよろしくお願いいたします。それではこれから両選手に試合への意気込みを語っていただきたいと思います。

(※ウルティモ・ドラゴン、初代タイガーマスク登場)

★U・ドラゴン:僕にとって21年間のプロレス人生の、集大成。これ以上のマッチメイクはありません。

★初代タイガー:タイガーマスクとして最高の試合をする!

 

渡部館長 試合における抱負を一言ずつ聞かせていただきと思います。

ドラゴン 僕にとって21年間のプロレス人生の、ある意味で集大成。これ以上のマッチメイクはありません。僕が子供の頃から憧れてる人を独り占めできる。昔のタイガーマスク、そして今のタイガーマスクをリング上で引き出して、最後は勝てたら一番いいかなと思ってます。

初代タイガー 先頃、私の試合の映像が31試合以上も見つかり、DVD発売の企画でベスト10を選ぶことになったんですが、久々に自分の以前の動きをずっと見てたんですね。「これは参ったな、凄いな」「こんな試合をしてみたいな」と思っていたところ、ウルティモ・ドラゴンさんが目に浮かびました。気合い入れなきゃいけない選手が現れたなということで嬉しくなりました。ドラゴンさんが「昔のタイガーマスク、そして今のタイガーマスク」とおっしゃいましたけども、できるだけ前のタイガーマスクに近づけて、ビデオを見てからというもの、相当な勢いで練習してます。「過酷で身体が動いていた時代の、この試合ができないかな」と、身体にムチ打ち、「タイガーマスク、光ってやろう」と思いまして、それに一番最適な相手はウルティモ・ドラゴンさんではなかろうかと。みなさん、どうお考えでしょうか。とにかく、あの時代の試合を思い切りやっていきたい。それに併せてかなりのトレーニングを積んでいて絶好調に仕上がってます。“初代”タイガーマスクじゃなくて、“タイガーマスク”で光ってみようという意気込みで、相当な気合いが入ってます。タイガーマスクの真髄というか、あの時代の自分がライバルになるわけですけども、それに近づけるかは、これからの練習次第だと思います。勝ち負けなんてどうでもいいと思ってますし、とにかくタイガーマスクとして最高の試合をすると、ここに誓いながら練習してるというところです。

ドラゴン 今、僕の隣に座って話してるタイガーマスクは、ファンの時から一緒です。やっぱり夢みたいですね。佐山さんの口から「昔の試合」とありました。それに関して、佐山さんはちょっと嫌かもしれませんが、僕の頭の中にはほとんどの試合がインプットされてますんで。ここでどう動いたか、どういう試合だったか、全部。それは僕にしかできないかなとは思います。僕自身も見たいし、リング上で直接試合ができるというのは、おいしいかなと。一番近くで見れるわけですからね。仕事というか、もう仕事じゃないですね。趣味の世界に入ってしまってるんで、自分の力以上に頑張れるんじゃないかなと思います。幸せ者ですね。

脱線してしまうんですけど、先日、中学生時代の同窓会がありまして、27年ぶりに集まったんですけど、「今度タイガーマスクと試合するんだよ」って教えたら、みんなビックリしてましたね。「ホントにやるの!?」「タイガーマスクって佐山聡でしょ?」って。ポスターも見せましたけど、ただ僕もマスクマンですので「コレ、ホントにお前なの?」なんて言われたりしましたが(笑)。そういう意味でも幸せですし、楽しみですし、ある意味で終着駅なのかなと。よくここまできたなという。ホントに感謝してます。ありがとうございました。
 

■質疑応答

――リアルジャパンには2代目ザ・タイガーとして登場していましたが、それとはまた違うんでしょうか?

ドラゴン そうですね。ザ・タイガーというのは、どうしてもタイガーマスクの弟分ということでしかない。ウルティモ・ドラゴンはオリジナルですから。ザ・タイガーは、あれはあれでよかったんですけど、今回はウルティモ・ドラゴンを全面に押し出していこうかなと。自分としてもウルティモ・ドラゴンの方がやりやすいですし。ただ、未だにこのカードが実現したことが信じられないです。

――アレナ・メヒコでのルチャ・リブレ75周年記念大会を断ってまでリアルジャパンに参戦するとのことでしたが。

ドラゴン ええ。大きいイベントで観光省からのプレッシャーもあり(苦笑)、20年メキシコに住んでいる僕としては、記念祭ですしやりたかったんですけどね。でも僕にとっては、コッチが75年記念だなと。常に目標にしてきたことだし、ずっとメキシコでサトル・サヤマみたいなチャンピオンになりたいなというがありましたから。こんな機会は2度とない。逃したらダメだなって。僕にとっては非常に意味のある試合です。

――「タイガーマスクとして最高の試合」とありましたが、“飛ぶ”ことが前提になると思うんですよ。その辺はいかがですか?

初代タイガー タイガーマスクが“飛ぶ”という誤解を受けてるようですが、タイガーマスクはあまり飛んでません。実際に飛び込む時は飛び込むし、飛ぶときは飛ぶ。でも、その前に色いろなことがあって、ビデオを見る限り柔らかさとスピードがあり、技術がある。その中で飛んでるという自分がいた。スピード・スタミナ・センス、そういったものが自分の今のライバル。もちろん飛ぶということも重要なポイントですし、ドラゴンさんも飛ぶことに関しては相当のことをやってくるでしょう。そういうモノを加味しながら、全てのことをやっていきたいと思ってます。

――ウルティモさんとの関わりについて、佐山さんの思い出を聞かせてください。

初代タイガー メキシコに連れてってくれたりとか、ファンだったということで小さな頃から彼のことを知ってるわけですが、今回はメキシコでの大事な試合を蹴ってまで、この試合に出てくれる。今、僕はファンに恩返してる状態ですけども、ウルティモさんにも恩返ししなければならない。それは、責任を持って動けるタイガーマスクになるということと、最高の体調で臨むこと。今でもかなりそれに近い状態ではありますけど、自分の中でも楽しみです。ウルティモ・ドラゴンの試合に賭ける気持ちを裏切らず、すばらしい試合をしようと思ってます。

――ウルティモさん、今現在、試合に望むことはなんですか?

ドラゴン 何もないです。佐山さんがおっしゃいましたけど、タイガーマスクって今のジュニアの選手に比べたら全然飛んでないんですよ。なぜなのか。それは、“試合のどこで飛ぶか”が重要だからなんですよ。今のジュニアの試合の中には、「ただ技をやってるだけなのでは?」と感じる試合があります。この前、健介オフィスで丸藤選手が私に対してコメントしてくれたのが「客が沸かない技で沸かせてる」と。それはどういうことなのかというと、技を出すタイミング。もちろん、最近のジュニアの技は進化してるし、凄いと思いますよ。行き着くとこまで行っちゃってるんじゃないかな。そういう意味でも、90年代にジュニアヘビーの頂点を極めた僕と、80年代にジュニアヘビーの頂点を極めた佐山さんで、今のジュニアの選手にお手本になるような試合がしたい。「ホントはこういうもんなんだよ」という、そういう試合がしてみたいです。今の試合は今の試合で凄いんですよ。僕にはできません。ただ、みんなケガしてるのとかを見てると、業界の先輩として、ちょっと違うんじゃないかなというのがある。「これが本当のジュニアヘビーの戦いなんだ」というのをね。そして僕自身が満足できるモノを。90年代と80年代の空中ファイターが戦ったらどうなるのか、僕自身想像できませんが、素晴らしいモノが生まれると思いますし、僕の人生の中の思い出にもなる。忘れられないモノになると思います。技とかについては、サミー・リーJr.とかいますが、あんなこと僕にはできません。ただ、技を出す技術とかなら僕も負けませんから。スペイン遠征にも行ってきて結果に満足してますし、今のジュニアとは違うモノを出していきたいですね。

――ウルティモ戦に向け、特別なトレーニングやキャンプなどは?

初代タイガー もちろん小山(栃木県小山市=初代タイガーが常時合宿を敢行する場所)にも行くでしょうし、26日の新日本での試合もありますし。体調が結構ベストで、タイガーマスク時代のトレーニングも全部できますし、実践してます。かつてないような、なんて言うのか、スピード感も体感してる。このまま合宿に行かなくてもいいのかなというものあるぐらいですが、結局は行くでしょう。去年か一昨年、肉離れを繰り返してたんですけども、もうならないために足の運動を繰り返して、今はその絶頂期にあるというか。体重を落とすためにランニングを長くやるとかは一切ない。普段通りにタイガーマスクの練習をして、ミットを蹴ってパンチ打って。今、新しい武道に取り組んでるんですけど、それにはヒジ打ちがあるんで、ヒジ打ちの練習をしたりとか。そういったようなことを繰り返して、タイガーマスクと武道を両方組み合わせて練習を行っております。僕の記憶では、タイガーマスク時代と劣ってることはやってない。例えばトランプにしても時間を計って何分で何回やるみたいなのも落ちてない。かなり足も強い状態になりましたし、スピードにも自信があります。

 

■個別囲み/ウルティモ・ドラゴン

――ウルティモさんの感慨深い表情が印象深かったんですが。

ドラゴン タッグでは対戦させていただいたり組ませていただいたりしましたけど、みなさんも子供の頃ウルトラマンとか仮面ライダーに憧れましたよね? そういう人と実際に戦うって想像できないじゃないですか。僕が夢を掴んで、チャンスを与えてもらったわけですけど、ちょっと感慨深いですよね。この年齢でチャンスが回ってきたのも不思議ですし。幸せ者ですよ。自分の夢とか憧れてきたことってみなさんあると思うんですが、なかなか実現する人っていない。僕は憧れていたプロレスラーにはなれましたけど、でも僕はプロレスラーになりたい以上にタイガーマスクになりたかったと思うんですよ。そういう意味でもこうやって対戦させていただける、プロレスラーとしてより人間として非常に大きなことだなって、そう思います。

――初代タイガーマスクvsウルティモ・ドラゴン決定ということに対し、メキシコでの反応はどうでしょう?

ドラゴン どうなんでしょうね。まだ発表してないでしょうし、佐山さんはレジェンドで、僕は現在進行形なんで、どこまで興味を持ってもらえるかわからないですけどね。コレに関しては僕の個人的な祭りになるかなと。これが10年前だったら考えられないですよね。佐山さんもタイガーマスクという名前を封印されてましたし、初代が復活したのはここ何年ですよね。これがスーパー・タイガーとか佐山さんの他のキャラクターだと、また違う……それはそれで大きいですけど、初代タイガーマスクで試合に臨んでいただけるということは非常に名誉なことであるなと。

――試合までは1ヶ月ありますが、メキシコには帰られるんですか?

ドラゴン 来週に帰ります。で、9月の6日か7日に帰国して、ドラディションさんのシリーズに参加して。この間も健介さんのとこで試合させていただきたんですけども、やっぱり日本のリングって違うんですよ、メキシコと。メキシコに帰ったら2〜3試合ほど消化してきますけども、ドラディションさんのシリーズも含めて自分を試していこうかなと。僕の場合は練習してコンディションを整えるんじゃなく、試合でコンディションを整えるやり方なんで。その中で今の自分ができることをね。先程も言いましたが佐山さんの試合は頭にインプットされてますんで、自分のできることをリング上でぶつけて、佐山さんのいい部分を引き出して。タイガーマスクを見てたみなさんが「あ、昔のタイガーマスクだな」っていう、そういう試合をしたいですよね。

――改めて初代タイガーマスクの印象をお聞かせ下さい。

ドラゴン 対戦したときのですか。初めて戦ったのが6人タッグだと思うんですけど、佐山さんが3代目か4代目と組んでたのかな。印象というか、もう、リングに上がると正直言ってビビりますよね。それは仕方ないです。どうしようもない。さっきは「勝ちたい」なんて言いましたけど、人間って超えられない壁があった方がいいと思うんですよ。超えられるとも思ってないですし、絶対的な存在ですし。さっき嬉しかったのは、佐山さんが「勝ち負けにはこだわらない」という風におっしゃってましたけど、それも僕の正直な気持ちです。

――佐山さんが活躍してた昭和5758年、その時っておいくつだったんですか?

ドラゴン 中学生ですね。月曜に学校に行くと、プロレスの話ばっかり。猪木さんか藤波さんかタイガーマスクかドリフの話しかしてない。27年ぶりに会って、僕がプロレスラーになったことを知ってるヤツも何人かいましたが、タイガーマスクと戦うことにみんなビックリしてたし、みんなファンでしたよ。僕の周りにいた男の子はみんなそう。っていうか、みんなそうですよね。それ見て育ってると思うんですよ。『金八先生』や『太陽にほえろ』を見てない人は、みんなタイガーマスクのファンだったと思いますよ。たまにダイナマイト・キッドや小林邦昭のファンもいましたけど、僕はどちらかというと正統派寄りだったんで。なんて言うか、その時の少年が今の時代にタイムスリップして対戦していただけるというか(笑)。僕の頭の中で、ファンという意識がそのまま止まってる。だから凄く新鮮な気持ちでやれるんじゃないかと思います。

――ウルティモさんの頭の中でタイガーマスクを超えた時期ってあります?

ドラゴン ないです。超えられないモノはあった方がいい。だって、超えられないですよね、普通に考えて。色んな選手が出てきましたけど、あれ以上の選手は出てこない。だから、未だに伝説になってる。僕らの世代も全盛期は築きましたよね。ジュニア八冠もあったし、サスケ、ライガーさん、僕もそうだし。でもね、ライバルたちには失礼かもしれないけど、伝説になった人は誰もいない。出てきただけで「オッ!」ってなる選手っていませんよね。それが現実なんですよ、僕らの。タイガーマスクとは違いますよ。僕らの努力不足なのかもしれないですけど、タイガーマスクの限られた時間…2年6ヶ月でしたっけ。そういう風にシチュエーションも違いますけど、でもやっぱり僕らとは違いますよね。一概に比べるのもおかしいかもしれないですけど、存在が違う。サスケもライガーさんも、初代タイガーマスクが好きで、目標にしてきたんで。亡くなりましたけど橋本さんも初代タイガーマスクが好きでしたから。あの時代のプロレスラーはみんなそうだったんですよ。

 

■個別囲み/初代タイガーマスク

――練習は道場でですか?

初代タイガー ええ、ずっとやってます。

――猛暑が続いてますが。

初代タイガー 暑いのが逆にいいみたい。でもクーラー効かせちゃいますからね。選手が練習するから。そのコーチが終わって、そこでクーラーを切って自分の練習が始まるみたいな感じです。

――軽いサウナ状態ですね。

初代タイガー そうですね。夜もやってますから。今回は体重を全然意識してないので、ベストで動けることだけを心掛けて。

――サウナ状態というと昔の新日本道場を再現されてるのでは。

初代タイガー そうですね。体重を意識してないとは言え、体重は落とした方がいいですから、サウナスーツを着たてミット打ち10ラウンドやったりとかしてます。

――タッグマッチでの対戦はあるということですが、ウルティモさんの印象をお聞かせ下さい。

初代タイガー 巧い選手ですね。マーベラスという感じ。試合の流れとか、技のタイミングだとか、そういうのはやっぱり凄いプロレスラー。ナチュラルですね。メキシコでも非常に評価の高い、しかもアカデミックに評価を受けてる。あとNHKにも出たりして、広く認知されてて、かつ素晴らしい活動をしてると思います。

――ウルティモさんが「飛んでるだけのプロレスに一石を投じる」といったような発言がありましたが、タイガーさんのご意見は?

初代タイガー それは同感ですよ。緊張感があるのがプロレスだと思うんで。緊張感がある中で飛ぶという感じですね。

――ウルティモさんは昔からファンだったということですが。

初代タイガー 彼が昔からタイガーマスクのファンで、そういうことに関してはありがたいと思ってますけど、対戦相手ですからね。そういうことに自惚れるのではなくて、恩返しする意味でも自分の体重をベストに持っていきたいですね。

 

初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス

14弾興行『マーベラス』

9月18日(木)東京・後楽園ホール開場1730開始1830

 

■対戦カード:

▼メインイベント

初代タイガーマスク(RJPW) vs ウルティモ・ドラゴン(闘龍門)

▼第1試合

間下隼人(RJPW) vs 斎藤彰文(RJPW)

※他対戦カードは後日発表

■参戦予定選手:石川雄規(バトラーツ)、アレクサンダー大塚(AO/DC)、“仮面シューター”スーパー・ライダー(RJPW)、折原昌夫(メビウス/第2代レジェンドチャンピオン)、2代目スーパー・タイガー(RJPW)、タイガー・シャーク(RJPW)、サミー・リーJr.(国籍不明)他

■チケット:e+ イープラス http://eplus.jp/tiger/(パソコン&携帯)他、各プレイガイド他で販売中。 
RS席
8000円、A席6000円、B席5000

■お問合せ: KIAI PROJECT  0338333662
 

 ■ 【5.30 リアルジャパンプロレス記者会見情報】
■ 各選手のコメント

■初代タイガーマスク

「今回タッグマッチということで、もっとも…もっとも嫌な相手が来たなという印象です。タイガーとも戦っていきたいですが、ただ、戦う相手の横には一番嫌な相手がいるなというのが自分の印象で、ちょっと気合いを入れて練習をしていきたいと思います。そういう風に気合いが入りました」

■サミー・リーJr.

「前回、石川雄規選手と組んで、初代タイガーマスク代表、グラン浜田選手と対戦させていただきました。その時、ストロングスタイルを体感することができました。今回は初代タイガーマスク代表と組ませていただいて、ストロングスタイルを勉強させていただきたいと思います。対戦相手の鈴木選手、4代目タイガーマスク選手は素晴らしい選手だと聞いています。自分の持っているものを全てぶつけて勝利したいと思います」

■4代目タイガーマスク

「この対決に関して、鈴木みのる選手は先生に対して復讐心を燃やしてこの戦いに臨んでいるだろう。ただ、ひとつ勘違いしていただきたくないのは、私は鈴木選手と組みますが、あくまでも先生とは正々堂々と、デビューして十数年、ここまで大きくなって強くなったというのを、初代タイガーマスク先生の方に見せたい。そういう純粋な気持ちで戦いたいと、会見では必ず伝えて欲しい」

■鈴木みのる

「さっき、4代目タイガーのコメントが出て、そのままにしといてやろうかなと思ったけど、全部嘘だからね、あれ。新日本の会場だから、まだちょっとスーパーヒーローだからかっこいい言葉のままにしているだけだから。俺のところに連絡があった時は、“どうしても殺したいヤツがいる。どうしてもぶっ飛ばしたいヤツがいる。トドメを刺したいヤツがいるから、手伝ってくれ”と言われたから、“おう、だったらいいよ”って来ただけなんで。さっき言ったコメントは建前というので、俺のところにはそういう風に話が来てるよ。4代目タイガーマスクが、“何代目という言葉を取るためには、今はよそで他に生き残っているタイガーマスクを殺さないと、自分が唯一の存在として生き残れないから手伝って欲しい”と言われたから、手伝いに来ました。まあ、4代目…今は4代目か。4代目タイガーマスクの望みどおり、過去の栄光を背負ったここにいるあの太ったおじさんとやらしてやるから、その代わり、ボロボロじゃあね、本人も面白くないだろうから、最高にキレた初代タイガーマスクという状態にして、4代目に渡してあげるから。別にアイツに手を貸す意味はあんまり俺にはないんだけどね。ただ、面白半分かな。で、当日、ズル休みしないで頑張って行ければ行こうかなと。ところで、この黄色いのは誰? サミーなんだ。サミー・リーJr.でなんでマスクマンなの。日本に来たばっかりのくせに日本語うまいよ。周りを立てちゃったり、敬語を知っているガイジンだね。まあ、邪魔にならないように端っこでやってて、君は。この日本語が分かる?邪魔だから、邪魔にならないように、端っこにいってて。ね。用事があるのは、この真ん中に座っているおじさんだけだから。俺も4代目も、用事があるのは真ん中にいるコイツだけだから。その黄色い君は端っこでジッとしていてくれればいいから」

【鈴木のコメントを受けて】

初代「いつもなら影響をあまりされないように、そういう…もうここから駆け引きが始まっているから影響されないように。それに、まあ、2人は難敵ですけども、皆さんもお分かりのとおり、だいたいの想像の試合の付き方はすると思いますので、こちらも中途半端な気持ちではありませんので、全力を尽くして、この試合に臨んでいくと。体調を整えていくとというセオリーを踏んでいきたいと思います」

鈴木「ついてこれればの話だけどな。旧型の車は何年経っても旧型のまんまだよ。昔を懐かしんで、昔の車を引っ張り出してきて、かっこいいだろうと言ったって、あくまでも昔の車だからね。どんなにオイルを入れ替えようと、ガソリンを満タンにしようと、最新型には敵わないって」

――サミー・リー選手。鈴木選手のコメントに一言。

サミー「そうですね、鈴木選手はさきほど自分には興味がないと言われましたが、初代タイガーマスク代表を守るつもりで、自分が頑張っていきたいと思います」

鈴木「日本語うまいな。練習しないで日本語の勉強ばっかりやってんじゃないのか。日本語学校かなんかに通って。もう1個、大事なことを言い忘れてた。6月19日、この2日前に、同じ後楽園ホールで試合があるんで、その時にこのTシャツが限定販売されます。200着限定販売です。欲しい人は17日に会場に来ないと買えません。これが言いたかっただけで、これを着てきたんだけどね。宣伝さえできれば、今日は来た甲斐があったなと。あと、今、どうしても興味が尽きないことは、サミー・リーJr.がどこで日本語を覚えたのかということ。この1点です。司会は大丈夫か? 大丈夫か、リアルジャパン。初代タイガーマスクもサミー・リーJr.も同じように、俺の前に来たら、怖くて喋れないし、怖くて動けないんじゃないか。キックも出せないんじゃないのか」

【質疑応答】

――鈴木選手。初代タイガーマスクを最後はなにで決めようという気持ちで、そういうものってありますか?

鈴木「決めるのは俺じゃないよ。トドメを刺すのは4代目だよ。その代わり、試合が完全に終わっているのにも関わらず、無理矢理引きずり起こして蹴らせるけどね。まあ、俺と4代目タイガーもなんだかんだ言って、そんなに仲良いわけじゃないんで。昔のちょっとした知り合いみたいな感じで。ただ、俺を頼ってきたんで、どうしても殺したいヤツがいる、どうしても消えてなくなって欲しい人間がいると。手伝って欲しいと言われたから、これは面白いと。俺も虎のマスクを被っていこうかな。それもありだろ。被れば誰でもタイガーマスクになれるんでしょう?今は。怪しげな、何人か分からない、なんとかJr.も、マスクさえ付けていればなんとかJr.なんでしょ。強いんだか弱いんだか分からないけど。です。一応大人なんで、“です”をつけておくよ」

――これに対して初代タイガーマスクはどうでしょう?

タイガー「まあ、2人を相手する…Jr.も相当の実力はもう分かっていることだし、それから敵の2人も相当な実力を持っている。この試合がどう展開されるかというのも、自分なりに分かっていますので、そこでどう2人を仕留めるか。1人を仕留めるのはほとんど不可能でしょうね。2人を仕留めなければ絶対に勝てない試合になると思いますんで、そういうつもりで2人とも仕留めて。こういう意気込みはもう前から持ってます」

――さきほど鈴木選手が初代タイガーをキレさせてから、4代目タイガーに渡すというようなことを言いましたが、キレさせるという…。

タイガー「やっぱり自分が100パーセントの動きをして、堂々と戦わせるという意味なのか。そこまでに持っていく前に、まず鈴木選手が妨害するのであれば、それに立ち向かっていかなくてはいけないし。ですから言ったように、2人を仕留めるつもりではないと。まあ、1人では無理ですから。2人でタッグを組んで、的確に仕留めていくという作戦を取っていかなければ、ファンの期待には応えられないと。そのためには100パーセントの動きをしなければならないと思っています」

――初代タイガーマスク選手。すでにトレーニングは開始されてますか?

タイガー「ええ。足の運動とそれから腕立てと、基本…まず僕がいつもやるのは、肉が切れないように。かなりのハード練習に入っていきますので、そこで肉(筋肉)が切れないように基本練習を今やってます」

――体重はもう落とした?

タイガー「体重は自然に落ちてますけども、体重を落とす練習はまったくやってないです。足の運動と腕立てとか、ランニングとか、そういった基礎体力を作って、これから入っていきますね。まあ、サンドバックとかはやってますけど、これから入っていきます。試合の4日ぐらい前までハード練習を続けていきたいと思います」

――4代目タイガー選手の鈴木選手への発言に、殺したいヤツがいる、消してしまいたいヤツがいるという発言があったそうなんですけど、それに関してはいかがですか?

タイガー「これは鈴木選手が言っていることであって、また挑発にこっちが乗るわけにいかないので、果たしてうちの弟子がそういうかどうかは分かりませんが、ここでね、挑発に乗って、また力を入れすぎて、相手の術中に入るわけにはいかないなという風にしか思ってません」

鈴木「まあ、知らぬは本人だけだけどね。ここにいるヤツも、そこら辺に座っているヤツらも、何を考えているかなんか分からないよな。もしかしたら、弟子だと思っているのは自分だけだったりしてね。相手はタイガーマスクという名前さえもらえればよかったのかもしれないしね。それは誰にも分からない。まあ、リング上で答えは出るよ。本当に清く正しく美しく、先生の胸を借りたいタイガーマスクなのか?憎くて憎くてしょうがなくて、手伝って欲しくて俺に声をかけた4代目タイガーマスクなのか?リングに上がれば分かる。いやー、人のドロドロした人間関係とか面白いね。人のもめ事だから。そういうのに首を突っ込んで、引っかき回すのは大好き(苦笑)」

――鈴木選手は具体的に知っているということですか?

鈴木「直接話したもん。直接本人に出て欲しいって言われたんだもの」

――内容は明かせない?

鈴木「本人はいないからね。あんまり言い過ぎると嘘みたいじゃない。だから、リング上で出るよ、ちゃんと答えが。まあ、続きを知りたきゃ会場に来いって感じだよね。雑誌とか新聞とかさ、ネットとかさ、そういうので見た気になるなって。客に言いたいのはね。自分の目で確かめろと。4代目がどんな気持ちでリングに上がるのか、自分の目で確かめに来いと。こうやって喋ったって、自分が興味あるものに、百何十円で済まそうとするヤツが世の中多いじゃん。それで全部見たような気になっちゃうじゃん。一部始終を見れば、どんな気持ちでリングに上がってくるのか分かるんじゃない?」

――初代タイガーマスク選手は鈴木選手と半年ぶりの対戦になりますが、その辺ではなにか前回のことを意識されたりというのは?

タイガー「前回は勝ってますし。まあ、小林邦昭さんの力を借りて勝ったと言われてもしょうがないですけども、しかし、一応対戦できる手応えというのは掴んでますので。引くことなく、ドンドンドンドン前に出て行って、その感触をもう一度思いきりぶつけてみようかなと思います」

鈴木「今回は小林のオッサンとか、浜田のオッサンとか来ないの?助っ人いないの?助っ人いなくて大丈夫?いた方がいいんじゃないの?まだ分からないのか。前回の対戦であんなんで勝ったと思われているのもシャクに触るしね」

【鈴木みのる囲み取材】

――Tシャツのプロモーションのために来たと?

「当たり前じゃん。そんなのなかったら来ねえよ。忙しいんだから」

――相手チームはタッグチームとしてうまく連携をしながら、向かっていくと。そんな感じでしたが?

「まあ、2人を足して俺の70%ぐらいじゃないかな。2人足しても足りないぐらいだよ。みんなお面被ってんの。俺も絶対被っていこう。なんか被っていこう。菊タローとか。じゃあ、俺の悪の化身を出すか。ブルーザー・ミノディを。ださねえよ(苦笑)。アレで出たらみんなひっくり返るだろうな。アレは俺じゃないから。ベルウッドっていう友達がいるんですよ。メキシコの有名なレスラーで。それを呼んできますか」

――なんか茶化して本当にムッときそうだね。

「言っているだけだもん。なんにも考えないで、適当に言っているだけだもん」

 

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